冬の乾燥対策に書斎兼寝室用で使用する加湿器を購入したので
まず、加湿器を購入するにあたって以下の条件にあう製品を探しました。
- スチーム式であること
- 10畳の部屋に対応できること
- 高機能・多機能はいらない
- なるべく安く購入できること
- 湿度に応じて自動制御できること
- 給水や掃除の手間が少ないこと
製品概要
条件にあてはまって購入した加湿器はこれです。
商品名: スチーム加湿器 KSZ-501
メーカー: ドウシシャ
適用畳数: プレハブ14畳、木造8.5畳
サイズ: 幅21 ×奥行27 ×高さ30.5 cm
カラー: ホワイト、ブラック
加湿方式
スチーム方式(水を沸騰させるので菌が発生する心配がなく、衛生的に加湿できて加湿量も多い)
暖房効果も期待できる。
価格帯
8,516円(2024/12/27時点の最安値) 〜 11,880円(メーカー公式通販)
購入時はアマゾンで9,000円でした。
スチーム加湿器で定番で人気商品の象印の同等性能であるEE-RT50(プレハブ13畳、木造8畳)が最安値で15,200円なので、かなり安く購入することができます。
その他の機能
湿度センサーで湿度にあわせた自動運転
自動で湿度50〜60%程度に保つ運転です。通常の弱中強のマニュアル運転も可能です。
湿度に合わせた自動制御なので湿度計を見ながら電源のオンオフや運転モードの強弱切替をする手間がありません。
自動運転モードには3つの運転モードがあります。
① 快適モード: 湿度を約50〜60%に保つ運転
② おやすみモード: 作動音を抑えながら、湿度を約50〜60%に保つ運転(快適モードに比べ湿度の上昇には時間がかかる)
③ うるおいモード: 湿度を約55〜70%以上に保つ運転
簡単に給水ができる
電気ポットのような構造でフタを開けると水タンクがあるだけなので簡単に給水することができます。
水タンクは、炊飯器のお釜のように取り外しが可能でタンクに直接給水することもできます。
再給水の際は内部が熱くなっているので給水用の水差しを用意しておいた方が良いです。
ダイソーの湯沸しポット用水差しが容量2.4Lでちょうど満水まで給水できます。
普段のお手入れが簡単
内フタと水タンクを取り外すことができるので、水洗い清掃が簡単です。
水道水のミネラルなどが水タンクの底に白く付着するので定期的なクエン酸洗浄が必要です。
洗浄に使用するクエン酸は100均で購入できるものでOK
プラグコンセントで安心
電気ポットなどによくあるプラグコンセントで、もしコードに引っかかっても本体が転倒することはありません。
実際に使ってみた使用感
加湿能力
メーカーの商品仕様には、加湿性能は1時間あたり強で約500ml、適用畳数はプレハブ14畳、木造8.5畳となっています。
木造10畳で実際に使用してみました。
湿度30%、室温22度で運転を開始しました。
3時間(水タンク満水で蒸気が出始めるまで30〜40分かかる)で湿度47%、室温22度となりました。
10畳の部屋で湿度20%上げるためには、2時間30分〜3時間くらい必要です。
室温の変化はありませんでした。夕方から夜間にかけて寒くなっていく時間帯に室温をキープできたので多少の暖房効果はあるかも。
運転可能時間
メーカーの商品仕様では、連続加湿時間は4.8時間(強運転時)となっています。
水タンクの容量は2.4Lです。
湿度30%の部屋で自動運転の快適モードで運転開始して、4時間30分で水タンクが空になりました。
蒸気が出始めるまでの加熱時間が30分程度かかるため、実際の加湿時間は約4時間でした。
湿度50%から使用量は制御されていくはずなので、再給水後はもう少し連続加湿時間は伸びると思います。
電気代について
スチーム方式の加湿器は特性上、他の方式のものより電力消費量が多くなってしまいます。
定格消費電力は500 Wです。シミュレーションでは、1日8時間の使用で1ヶ月あたり3,720円です。
良かった点
自動運転モードは湿度計を見ながら運転制御しなくて良い。
シンプルな操作感。電源ボタンを省くと「自動モード、マニュアルモード、切タイマー」の3ボタンのみで無駄な設定や機能がない。
運転音は静かでポコポコと沸騰音が少し聞こえる程度。自動運転の快適モードでしか使っていないが隣で寝ても特に気にならない。
シンプルな操作感。自動運転の湿度条件は50〜60%と変更はできないが、快適な湿度が維持でき特に問題ない。
水タンクと内フタが取り外せるので清掃が非常に楽。クエン酸洗浄した後も洗い流しやすいし、使用後は裏向けておけるので水垢やカビの心配がない。
改善してほしい点
満水で一晩もたないので水タンクが大きいモデルが欲しい。
湿度表示が40%未満でLo表示になるので快適湿度になるまで湿度がわからない。電源オフ時でも湿度が表示できる設定も欲しかった。
ワンタッチで起動できない。電源マークタッチ→運転モードの選択となっている。
フタを開けると熱いので外から水の量が確認できるようにして欲しい。
総評
スチーム加湿器 KSZ-501は、加湿能力も十分で、衛生的なスチーム加湿方式、機能を絞ったシンプルさと日頃のメンテナンス性の良さが魅力です。特に寝室や書斎で活躍します。
改善点はあるものの、機能性と性能を考慮すれば、コストパフォーマンスに優れた製品と言えるでしょう。
おすすめ度:
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