MacでQMK対応キーボードを購入したらする設定

NuphyのHalo75 V2というキーボードを購入しました

このキーボードはQMK/VIAに対応しており、カスタマイズが可能です。
今回は、Macでより便利に使うための設定を紹介します。

こんな人におすすめ

  • Macユーザー
  • USキーボードを使用している人
  • QMKファームウェア対応のキーボードを使っている人

今回はNuphyのHalo75 V2を使用していますが、NuphyのAirシリーズV2やKeychronのQMK対応モデルでも同様の設定が可能です。
※HaloやAirのV1(初期モデル)はQMKファームウェアではないため対象外です。

目次

VIAの初期設定

まずは、VIAでキーボードをカスタマイズできる状態にしてください。

QMK(Quantum Mechanical Keyboard)とは
オープンソースのキーボードファームウェアでキーのリマップやマクロ設定、レイヤー機能など、高度なカスタマイズが可能です。

VIAとは
QMK対応キーボードの設定を直感的に行えるソフトウェアです。GUIで操作できるため、プログラミング不要でキーのカスタマイズが可能です。

詳しい設定方法は、下記の公式ページ最新情報を参照してください。

日本語入力の切り替えを簡単にする設定

やりたいこと

  1. スペースバーの左コマンドキーでIMEオフ、右コマンドキーでIMEオンにする
  2. コマンドキー+他のキーのショートカットは通常通り使用したい

設定方法(VIAを使用)

STEP
左コマンドキーの設定

左コマンドキーを選択(点滅状態)→KeymapSPECIALAny

MT(MOD_LGUI,KC_HANJ)

と入力してConfirm

STEP
右コマンドキーの設定

右コマンドキーを選択(点滅状態)→KeymapSPECIALAny

MT(MOD_RGUI,KC_HAEN)

と入力してConfirm

参考URL:MacでQMKキーボードの日本語入力切り替えを設定

スリープキーを設定する

やりたいこと

  • 不要なキーにスリープを割り当て、ワンキーでスリープできるようにする

設定方法

STEP
スリープ用のショートカットを作成

Mac標準のショートカットアプリを使用してスリープショートカットを作成します。

ショートカットアプリを起動して
Command + Nまたはメニューファイル新規ショートカットで新規ショートカットを作成します。

新規ショートカットのウィンドウが開いたら
ターミナルと検索→シェルスクリプトを実行を選択

シェルスクリプトが実行できる設定になっていない場合は
環境設定を開くスクリプトの実行を許可にチェック

ショートカットに好きな名前を付ける

pmset sleepnow

と入力する

入力:ショートカットの入力を選択

ショートカットの詳細を開く

クイックアクションとして使用にチェック

Finderにチェック

サービスメニューにチェック

次で実行:に他と重複しないショートカットキーを入力

例:Control + Option + Command + Q

ショートカットアプリを閉じて終了する

ショートカットキーでスリープできるか確認する

参考URL:Macでスリープショートカットを作成する方法

STEP
VIAでマクロ作成する

VIAを起動

MACROSマクロ番号コード</>を選択

設定したショートカットに合わせたコードを入力してSave

ショートカットキーをControl + Option + Command + Qに設定した場合は下記のコードをコピペしてください。

{KC_LCTL,KC_LALT,KC_LGUI,KC_Q}

その他のキーを設定した場合はhttps://docs.qmk.fm/keycodes_basicでキーコードを調べてください。

STEP
VIAでキーにマクロを割り当てる

KEYMAPスリープに割り当てしたいキーを選択(点滅)

MACROマクロ番号を選択

不要なキーがない場合や誤爆が心配な場合は、レイヤー1(Fnキーと併用)に割り当てるのもおすすめです。

Macのスリープにショートカットを設定して、そのショートカットをキーに割り当てするとキーアップ時にスリープから復帰してしまうためショートカットアプリを間に挟んでスリープからの復帰を回避しています。

CapsLockキーの誤爆を防ぐ

やりたいこと

  1. CapsLockの誤爆を防ぎたい
  2. CapsLockはたまに使うので完全に無効化はしたくない

設定方法(VIAを使用)

STEP
CapsLockキーを無効化

LAYER 0(通常レイヤー)を選択

KEYMAPCapsLockキーを選択(点滅)

BASICNothing(空白)

STEP
CapsLockキーを設定

LAYER 1(Fnキー併用)を選択

KEYMAPCapsLockキーを選択(点滅)

BASICCapsLock

CapsLock単体では反応せず、Fn + CapsLockで機能するようになります。

他のキーボードではレイヤー番号が異なっていることがあるので各マニュアルなどで確認してください。

まとめ

QMK対応キーボードはVIAを使うことで簡単にカスタマイズできます。特にMac環境では、日本語入力切り替えやスリープ設定を工夫すると、より快適に作業ができるようになります。

  • 日本語入力の切り替えを左・右コマンドキーで操作
  • 不要なキーにスリープを割り当てる
  • CapsLockの誤爆を防ぐためにレイヤーを活用する

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